萩原緑野~東京易儒墓参録~
- 2016/10/23
- 12:36
萩原緑野(明福寺/港区三田4丁目4-14)
萩原緑野(1796~1854)は、寛政八年に萩原大麓(1752~1811)の次男として生まれ、名は承、字は公寵、通称を鳳二郎といい、緑野・静軒・敬斎・石桂堂・一枝庵と号した。
家学を承け、二十八歳で分家。
江戸日本橋葺屋町に住んで講説を業とした。
詩文に長じ、門人も多く、牧野忠恭(1824~1878)・安藤信正(1819~1871)・松平直諒(1817~1861)らも其の門に学んだ。
易書に、
『読易課鈔』
『読易賸言』
がある。
父の大麓は以前ご紹介した片山兼山の門人で、墓所も隣接している。
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