中山城山の墓~香川漢方史跡~
- 2016/10/30
- 09:43
中山城山墓(遍照院/香川県坂出市高屋町624)
中山城山(1763~1837)は、宝暦十三年に医師・中山玄柳の男として生まれ、名は鷹、字は伯鷹、通称を塵といい、城山・滕鷹と号した。
幼時から藤川東園(1739~1806)に師事して古文辞学を学び、徂徠学を修める。
寛政十一年(1799)、招聘されて高松城中に移り、後進を教導した。
門下より、藤沢東畡(1795~1865)や相馬九方(1801~1879)を輩出し、碑文は東畡の手に成る。
著書には、
『金匱要略考注』
『傷寒論探頤』
『黄庭経解』
などの医書のほか、
『周易考』
の如き易書もある。
遍照密院碑
境内には、城山撰文の「遍照密院碑」があり、遍照院の由緒と弘法大師を讃える文が刻まれている。
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