内藤湖南旧宅~蒼流庵、蒼龍窟へ行く~
- 2016/12/25
- 09:40
内藤湖南旧宅
鹿角市先人顕彰館の200mほど南には、明治13年、湖南十五歳の時に父十湾が建てた蒼龍窟があり、改装を経てはいるものの、未だ御子孫がお住まいで、門には「文学博士 故内藤虎次郎郷宅」の表札と、吉田晩稼書・内藤十湾刻の扁額「蒼龍窟」が掛かっている。
“蒼龍窟”は禅籍の『碧巌録』三則にある「為君幾下蒼龍窟(君が為に幾たびか下る蒼龍の窟)」より採られたもので、河井継之助(1827~1868)も亦この号を用いた。
なお、我が庵号・蒼流庵は慈雲尊者が『梵学津梁』を草せし生駒山中の庵・雙龍庵を捩ったもので、『碧巌録』とは関わりがない。
写真右の「湖南先生旧宅」碑は昭和37年に建碑されたもので、左の胸像は平成21年に内藤湖南先生顕彰会が建てたもの。
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