変と遍
- 2017/02/25
- 18:19
繋辞伝の大衍筮法は、「十有八変而成卦」とあることから、十八変筮法ともいい、その所作から略筮を三変筮、中筮を六変筮ともいう訳だが、紀藤元之介先生考案の元之筮法の別名は「四遍筮」の表記となっている。
以前、この遍字について、紀藤門の高弟である麻野勝稔先生に尋ねたことがあった。
先生答えて曰く、
「紀藤先生は、口頭では“四遍筮”の語を用いることが多かったが、活字で表記する際は“元之筮法”の名称を主に用いておられた。三変筮や六変筮などというのは、繋辞伝の十有八変而成卦から来たものだろうが、この表現自体が少々おかしく、十八回の“変”など何処にも無い訳で、手数を示す“遍”字の方が実態に即したものであるから、略筮や中筮も、本来は三遍筮や六遍筮とすべきだろう。」
よく調べてみると、『実占研究』誌の未完に終わった連載「易占・一年生」の第二十五回で、
この「変」ということばには、異議申し立てが多いようです。
度数・回数で、私たちがふつう一回・二回・三回、一度・二度・三度、一ぺん・二へん・三ぺん(この場合のへん・ぺんは「遍」の字を一般につかう)などというそれですから、十八遍筮法・六遍筮法・三遍筮法と書くほうが妥当かもしれません。
だから私はしへんぜいほうには「四遍筮法」という文字を使っています。
と、先生ご自身も「遍」字について触れておられた。
以前、この遍字について、紀藤門の高弟である麻野勝稔先生に尋ねたことがあった。
先生答えて曰く、
「紀藤先生は、口頭では“四遍筮”の語を用いることが多かったが、活字で表記する際は“元之筮法”の名称を主に用いておられた。三変筮や六変筮などというのは、繋辞伝の十有八変而成卦から来たものだろうが、この表現自体が少々おかしく、十八回の“変”など何処にも無い訳で、手数を示す“遍”字の方が実態に即したものであるから、略筮や中筮も、本来は三遍筮や六遍筮とすべきだろう。」
よく調べてみると、『実占研究』誌の未完に終わった連載「易占・一年生」の第二十五回で、
この「変」ということばには、異議申し立てが多いようです。
度数・回数で、私たちがふつう一回・二回・三回、一度・二度・三度、一ぺん・二へん・三ぺん(この場合のへん・ぺんは「遍」の字を一般につかう)などというそれですから、十八遍筮法・六遍筮法・三遍筮法と書くほうが妥当かもしれません。
だから私はしへんぜいほうには「四遍筮法」という文字を使っています。
と、先生ご自身も「遍」字について触れておられた。
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