類似卦の鑑別
- 2017/09/04
- 18:31
今日のテーマは、占断に臨んでのテクニック的なものというより、少なくとも人様を相手に鑑定を行うなら、自分の中で当然確立しておくべき事柄について。
易には六十四の卦がある訳だが、何とはなしに、ニュアンスの似た卦というものがある。
たとえば、雷水解と風水渙、山地剥と沢天夬、水雷屯と地風升、風雷益と雷火豊など、違うと言えば違うが、どこか似たところがあると言えばあると言えなくもない。
また、同じ上へ進み上るにしても、火地晋・地風升・風山漸があり、太陽の上った卦にしても火天大有・火地晋の別がある。
或いは艱難の卦では、水雷屯・坎為水・沢水困・水山蹇、いずれも坎水を含む卦である点は一目瞭然だが、これら諸卦には具体的にどういった違いがあるだろうか。
以上は、卦意の面から見た類似性であるが、卦象の観点から言えば、火沢睽と風火家人、火雷噬嗑と山火賁というように、構造の似ている卦というものもある。
これら類似卦の鑑別は、経文をしっかり読み込んでいる人には造作もないことであろうが、そうでない人にとっては、漠然と同じような卦と認識してしまうこともある筈で、誤占の原因にならぬとも限らない。
この鑑別はそれ自体、大変良い勉強になるので、ここに解答めいたものを書き記すことはあえて控える。
殊に初学の方は、こういう作業を通じて、自身の易を確立する一助にして頂ければと思う次第だ。
易には六十四の卦がある訳だが、何とはなしに、ニュアンスの似た卦というものがある。
たとえば、雷水解と風水渙、山地剥と沢天夬、水雷屯と地風升、風雷益と雷火豊など、違うと言えば違うが、どこか似たところがあると言えばあると言えなくもない。
また、同じ上へ進み上るにしても、火地晋・地風升・風山漸があり、太陽の上った卦にしても火天大有・火地晋の別がある。
或いは艱難の卦では、水雷屯・坎為水・沢水困・水山蹇、いずれも坎水を含む卦である点は一目瞭然だが、これら諸卦には具体的にどういった違いがあるだろうか。
以上は、卦意の面から見た類似性であるが、卦象の観点から言えば、火沢睽と風火家人、火雷噬嗑と山火賁というように、構造の似ている卦というものもある。
これら類似卦の鑑別は、経文をしっかり読み込んでいる人には造作もないことであろうが、そうでない人にとっては、漠然と同じような卦と認識してしまうこともある筈で、誤占の原因にならぬとも限らない。
この鑑別はそれ自体、大変良い勉強になるので、ここに解答めいたものを書き記すことはあえて控える。
殊に初学の方は、こういう作業を通じて、自身の易を確立する一助にして頂ければと思う次第だ。
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