香川修庵~楽しいイエマイル~
- 2018/01/29
- 18:35
中立売堀川東
香川修庵の居宅は、中立売堀川東ヘ入町にあったといい、『平安人物志』明和五年版および安永四年版には、修庵の養嗣子となって医業を継いだ南洋(1714~1777)の名が見えている。
香川氏は其の後も天明二年版に右膳(=申斎、1764~1821)、文化十年版に景寛(=東谿、1784~1837)、文政五年版および文政十三年版に栗郷(=東谿)と続き、いずれも所在は変わっていない。
なお、かつて同通りには俳人の浦井有国(1780~1858)も居を構えていた。
香川氏については、日本医史学会関西支部の機関紙『医譚』に掲載された「香川修庵と『一本堂行余医言』」(杉浦守邦/2010)に詳しい。
香川氏の墓地は、嵯峨の二尊院にあり、碑面はやや痛んで来ているが、どれも処分されずに残っているようだ。
スポンサーサイト